福井プレス工業の加工技術一覧

精密板金加工

福井プレス工業では、量産、小ロットにも1個だけの試作品など、あらゆる数に対応した金属加工を行っております。 特に、スピーディな納期に特化したサービスとして、高品質な精密板金製品を最短翌日出荷にてお届けしています。

板金加工とは、平たい金属の板を丸めたり、曲げたり、切断、穴あけなどをし、溶接を施し、製品を成型することをいいます。金属は、曲げ・丸め加工時に微妙な伸び縮みを起こします。更に、溶接加工する際、熱の加減でピンホールなどが出来やすくなります。それ故、製品づくりには、高い技術力が要求されます。

当社は、多くの経験や勘を伴う熟練された技術者が、高い精度の加工を実現する精密板金加工を得意としています。

精密板金加工は、当社にある汎用金型を可能な限り用いて行う加工方法です。(当社にある汎用金型でまかなえない製品の場合のみ、新規金型を作成することになるため、金型費用が必要になります。)

専用金型をつくらなくてよいメリットは、

  • 金型代がおさえられます。
  • 金型製作期間が短縮できます。
  • 完成品の寸法変更が可能です。

プレス加工に必要な専用金型の場合、寸法が1mmの変更であっても、金型の改造(部分更新)費が必要になります。精密板金加工は、NCプレス(ブレーキプレス・ターレットパンチプレス)のプログラム変更と汎用金型の組合わせにより、柔軟な寸法変更に可能な限り対応して完成品をつくることができます。

材質により違いますが、板厚は、0.5~4.5mm。幅は、1,000mm(t=0.5~3.2mm)、350mm(t=~4.5mm)の加工が可能です。

スピード対応として、最短翌日出荷に対応した精密板金加工も行っております。
(精密板金翌日出荷プロジェクトはこちらから

プレス加工も行っていますので、常に、プレス加工と精密板金加工と、どちらの加工方法がお客さまにとって、ご満足いただける商品なのかを考えています。そのため、プレス加工でとお問い合わせのあったお客さまにも、製品の用途内容やご要望によっては、精密板金加工をおススメすることもあります。

精密板金加工の精度の高さは、ピカイチです。

当社の精密板金加工の寸法検査方法は、デジタルノギスを使用して行います。±寸法交差範囲内に、おさめることが絶対条件なので、神経を使う加工方法になります。

また、電設資材などの本体とふたを一体にする製品では、きっちりと2つの製品がはまるかどうかのはまり具合(取付けバランス)がもっとも重要な部分になります。金属は、いくら柔らかいものもあると言っても、そうそう簡単に曲げられるものではありません。また、下手に曲げてしまえば、他の部分に ひずみ や ゆがみ が生じます。このような状態が起こらないように、加工後にふたつの製品の重なりに対しても微妙な調整を行います。こうした技術を日々、職人同士、磨きあっております。

【福井プレス工業にて金属加工可能な常時取扱い材料】
ステンレス材 SUS304, SUS430/神鋼(真鍮・銅)C2801P, C1100P/純アルミ・アルミ合金 A5052P, A6063/鋼板・メッキ鋼鈑 SPHC, SPCC, SECC(ボンデ・ペンタイト), SGCC, ZAM

【材料支給にて、金属加工可能な材料】
塩化ビニル

精密板金加工の製品事例の紹介です。

精密板金加工では、量産から小ロット、1個だけのご注文にも迅速に対応し、高品質な製品をお届けします。
素  材 鉄:SGCC(溶融亜鉛メッキ鋼鈑)  SECCとの違いはメッキの付け方。SGCCは溶融亜鉛に浸してメッキ処理する。溶融亜鉛のメッキ処理は、厚みがあり耐食性に優れている。
板  厚 1.6㎜
加工方法 ターレットパンチプレス→ブレーキプレス
製  品 120㎜x50x㎜x130㎜
福井プレス工業には、高精度の加工を実現する精密板金加工を得意とする熟練された技術者がいます。
素  材 アルミ:AL5052           金属の中で最も軽量で耐食性に優れている。加工性がよく、仕上がりもきれいであるが、キズが付きやすい。
板  厚 2.0mm
加工方法 ターレットパンチプレス→タップ→ブレーキプレス
製  品 65㎜x80㎜x150㎜
精密板金加工には高い技術力が要求されます。
素  材 ステンレス:SUS304(非磁性_ミガキ)最も普及している素材で、強度もあり、耐食性や加工性にも優れている。
板  厚 1.5㎜
加工方法 ターレットパンチプレス→ブレーキプレス
製  品 80㎜x360㎜x670㎜
精密板金加工は、プレス加工とは違い、当社にある今迄の金型を利用するため、もっとも早く、コストも抑えて納品できる金属加工方法です。
素  材 鉄:SECC_ボンデ/ペンタイト(電気亜鉛メッキ鋼板)電気メッキによって鋼板の表面に亜鉛を付着させたもの。SPCCとの違いは、鋼の大きな弱点であるサビなどの腐食を軽減できる点にある。
板  厚 1.6㎜
加工方法 ターレットパンチプレス
製  品 725㎜x555㎜ φ10x1700ヶ
納期を短縮するためのスピード対応として、最短翌日出荷に対応した、精密板金加工翌日出荷プロジェクトも行っております。
素  材 鉄:SECC_ボンデ/ペンタイト(電気亜鉛メッキ鋼板)電気メッキによって鋼板の表面に亜鉛を付着させたもの。SPCCとの違いは、鋼の大きな弱点であるサビなどの腐食を軽減できる点にある。
板  厚 1.6㎜または1.2㎜
加工方法 ターレットパンチプレス→ブレーキプレス→手溶接
製  品 183㎜x200㎜x495㎜(扉込)
149㎜x310㎜x344㎜(扉込)

 

福井プレス工業の加工技術のご紹介

  1. プレス加工

    順送加工で、切り抜き、穴開け、曲げ、ネジ切りまでの加工が一回でできます。単発加工も行っております。

  2. 精密板金加工

    納期に間に合わないとお困りの方に、翌日出荷プロジェクトも行っています。

  3. 巻き加工

    ロールベンダー(ウレタンロールベンディング機)

  4. 溶接加工

    ロボット溶接、自動溶接、手溶接、スタッド溶接、スポット溶接

  5. 磨き(研磨)加工

    精密バフ仕上げ、ディスクグラインダー仕上げ、ワイヤ仕上げ

  6. 複合金属加工事例

    ターレットパンチプレス加工、ロールベンダー、自動溶接を次々に行い、ひとつの製品をつくる複合金属加工工程

  7. 品質検査

    毎日の検査に加え、製品プロジェクト毎に検査する体制を整えています。

  8. 品質と信頼への取組み

    リピート受注率、品質・納期の安定性、長年のお取り引きさまの信頼の声などをご紹介します。

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